統合失調症/ 30代 男性
◆ご依頼者様の状況
中学3年のときにいじめにあい、不登校となった。心配した母親が病院へ連れて行ったが、対人恐怖症が改善せず、中学卒業まで不登校は続いた。中学卒業後、高校へは進学できず、自室でひきこもっていた。お風呂も入る気力がなくなり、時々母親に体を拭いてもらっていた。その頃幻聴も聞こえるようになった。自室の窓のシャッターを閉め切りにし、気分が悪いときや、家族とも関わりたくないときは、鍵のかかるトイレに引きこもるようになった。
その後6年程経って、主治医が亡くなり、新しい主治医より「統合失調症の症状だね」とはっきり言われ、それが本人にとってショックで病院に通院できなくなり、通院をやめた。完全に引きこもり状態となり、服も着替えることがなくなり、ずっと同じ服を着ていて、ほとんど寝ている生活が続いた。両親とほとんど顔をあわせず、会話もほとんどなく、用事があるときだけ筆談していた。そういった生活が12年程続いた。本人から母親に「すごくつらい、助けてほしい」と紙に書いてきたため、母親がすぐ病院へ連れて行った。
◆弊所でのサポート内容
極度の対人恐怖で本人は外出することができないため、母親から連絡があり、母親にヒアリングしました。
病歴・就労状況等申立書の作成において、本人からのリアルな証言がほしいところでしたが、本人がそのような状態でしたので、
仕方ありません。母親からのヒアリングのみで作成することになりましたが、母親の証言から大方の状況は把握できましたので、なんとか現実の窮状を訴える内容にできたと思います。
中学3年生以降、ひきこもり状態が18年程続き、途中12年間は病院を受診していませんでしたが、病状が改善したとは言えないと思われましたので、障害認定日での請求を行いました。
今回、初診日は中学生のときでしたので、20歳前障害になり、障害認定日は20歳誕生日の前日になるわけですが、病院から入手した障害認定日の診断書の現症日が、なんと中学3年生の初診日から「1年6か月後」時点となっていました。急遽病院へ連絡し、現症日の訂正をしていただきました。
◆結果
障害基礎年金2級にて受給決定、5年間分の遡及も受給決定
※中学生の頃のいじめが原因で、対人恐怖からひきこもり状態が18年もの間続いている方です。ずっと統合失調症を患っており最近では「はよ死ね」という幻聴が聞こえてるとのことです。本人が一番病気に苦しんでいると思いますが、ご家族も相当つらい思いをしていることが想像に難くありません。今回、障害年金が受給できたことで、経済的な面で本人、ご家族の心持ちなどが少しでも軽くなっていただけたら幸いです。