アドヒアランスというのは、患者が治療方針の決定に納得し、主体的に治療に参加する姿勢をいいます。
服薬の順守率についても、以前はコンプライアンスと呼ばれていましたが、最近ではアドヒアランスと呼ばれています。
世の中には多種多様な薬があふれていますが、医師が患者に薬の説明をする際、薬の種類や効果だけでなく、副作用や服用方法について説明することでアドヒアランス向上につながります。
しかし、患者がそもそも薬に懐疑的であったり、副作用に対する嫌悪感をもっていたら服用をやめてしまったり、つい忘れてしまったりすることがでてくるかもしれません。ましてや、統合失調症などで自分が病気ではないと思っている方はなおさら服薬率は下がっているかと思われます。
精神用の障害年金の診断書の裏面には、日常生活能力の判定欄があり、その中の(4)通院と服薬があります。
実際は服薬について、忘れてしまうあるいは服薬していないのにも関わらず、医師の前では、怒られたくないとか、がっかりさせたくないとかという思いでちゃんと服薬していますなどと答えてしまうと、(4)通院と服薬欄は「できる」という判断になってしまうでしょう。
「できる」という医師の判定が多いほど、障害年金受給は遠のきます。
医師にはありのまま、調子の波があるのであれば、できるだけ悪いときのことを伝えるようにすることで、障害年金受給の可能性が高まります。

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