双極性障害/ 50代 女性

◆ご依頼者様の状況
コンピュータ会社のシステムエンジニアとして勤務しており、毎日終電ぎりぎり、時には徹夜するなどハードな毎日を過ごしていたが、ある時、会社の喫煙室で他人の悪口をずっと聞いていたら、気分が悪くなった。体調がわるくなり会社を休職。病院を受診したところ、うつ病と診断される。以前は読書が好きでよく読んでいたが、全く読む気が起こらなくなってしまった。漫画さえも読む気が起こらなくなった。その後会社を退職、紆余曲折あり、夫との関係などから引っ越しをし、病院を転院。転院先の病院では双極性障害と診断された。躁状態の時にアクセサリーなど購入し300万円の借金を作ってしまうことがあった。

◆弊所でのサポート内容
初診日は平成15年であり、長年にわたり、うつ病、双極性障害を患っている方です。
当然遡及請求を考え、当時通院していた病院へ問い合わせてみましたが、カルテ廃棄済とのこと。
20年以上前のことになるので、仕方のない面もあります。カルテがなければ診断書は作成できませんので、遡及請求は諦めました。事後重症については問題等なく請求。

◆結果
障害基礎年金2級にて受給決定
※初診日は平成15年2月であり、本人の記憶が曖昧であったこともあって、当初は障害厚生年金の対象と考えていましたが、年金事務所で記録を確認したところ、平成14年10月まで厚生年金加入、その後国民年金となっていました。
4カ月の差で障害厚生年金の対象とならなかったのです。年金制度上仕方のないことではありますが、この方はかなりの期間厚生年金保険料を支払ってきたかたなので、厚生年金加入中に病院を受診してさえいれば・・・と思うことしきりです。